木曽のナー、御嶽、ナンチャラホイ♪
木曽の御嶽山。岐阜と長野にどっかと鎮座し、その表情の美しいこと。
登る道々に幾億もの小さな世界を見た。森の世界。土の世界。菌類の世界。光の世界。
それらがひとつになって、御嶽山という姿を成している。
その中に、わたしたちは入りこんだ。一歩一歩大切に踏みしめる。少しずつ、登る。急に登らない。
時々休む。水を飲む。遠くの山々を目で吸い込む。
今、思い出すだけでも胸にこみ上げてくる、9合目近くから望んだ遠くの夕焼け。
そして、まだ登りはじめる。
森林限界を超えると、ハーハーしているのに、苦しくない。呼吸が深く、軽い。
今年の冬、コルカタで出逢った愛ちゃん。彼女はこの御嶽山の五の池小屋で毎年、夏の時期働いている。五の池小屋は、今年で10周年。清掃登山と兼ねて、音楽ライブを開催することになった。
そこで、愛ちゃんがわたしを御嶽山に呼び寄せてくれた。「童謡をうたって」と。
小屋長の市川さんのイメージする、五の池小屋のライブが、童謡だった。
ギタリストの坂ノ下典正さん、パーカッショニストの清水ヒロシさんと一緒に、わたしは童謡、民謡をうたった。
七つの子
赤とんぼ
アメージンググレース
朧月夜
青い山脈
アカシアの雨がやむとき
テレパシー
木曽節
家路
お客さんの温かくて優しい顔。忘れない。
泣いちゃった愛ちゃんの赤い瞳のキラキラ、忘れられない。
みんなの手拍子の音、ぜんぜん忘れられない。
「やっぱりね、心だよね。なんでもね」
と、うたい終えたわたしに、そう伝えてくれたおじさんの声、忘れたらいけない。
一番前に座って、体育座りして聴いてくれていた男の子。始まる30分も前から楽しみにそこにいてくれたと後から聞いて、わたしは胸が詰まってしまった。
市川さんが、「始まってすぐ、あ、何にも言うことない」と言ってくれた時、わたしは、至らないところはあったけれど、仕事をちゃんとできたんだ、という喜びと達成感に包まれた。
標高約2700mの大地で、声はどれだけ出るのだろう、空気が薄くて苦しいのだろうか、と考えていた。
空気は薄いのではなく、軽かった。
うたいながら、登りながら少し鍛えられた肺に吸い込まれる空気のこまやかさ。
マイクなし、生音で奏でた。
わたし、という楽器は、とても喜んでいた。空に舞う気持ちだった。
「木曽節」
木曽のナー 御嶽 ナンチャラホイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ
山でナー 高いは ナンチャラホイ
御嶽山 ヨイヨイヨイ
その土地の民謡を、その土地で唄う。
また、わたしの夢がひとつ、叶ってしまった。
水晶がほしい。と近ごろ何となくだけど思っていた。
帰りがけ、五の池小屋のバズーくん。彼はアクセサリーを作っているのだけれど、
水晶の首飾りをくれた。
うたと交換に。
わたしのうたが、結晶になった。
心に響いた、しんしんと。
もう、ことばにならない。
2009年9月1日火曜日
2009年7月9日木曜日
FlowerHeads
2009年7月1日(水) @那覇 市松屋
生まれて初めての弾き語り。を、沖縄で。
Trance-poolのスタッフが一生懸命、私のうたを聴きながら、
ステージのイメージを構築し、それを実際に形にしてくれました。
そして、出来上がったのは、まるで卵の中みたいなステージ。
そこに、Natsu.の撮った映像。
幕が開いて、ライブが始まると、卵の中は、スポットがひとつだけ。
「 」という曲。カッコという曲。の途中、
「星が降る」という言葉をつぶやく場面で、
青と白のひかりが、卵の向こう側から、ふわーーーーっと、着いた。
り、消えたり。ゆうっくりと。
そういう風に、夢見たいなライブが始まりました。
私は、またこの日に帰ってこようと思っています。
生まれて初めての弾き語り。を、沖縄で。
Trance-poolのスタッフが一生懸命、私のうたを聴きながら、
ステージのイメージを構築し、それを実際に形にしてくれました。
そして、出来上がったのは、まるで卵の中みたいなステージ。
そこに、Natsu.の撮った映像。
幕が開いて、ライブが始まると、卵の中は、スポットがひとつだけ。
「 」という曲。カッコという曲。の途中、
「星が降る」という言葉をつぶやく場面で、
青と白のひかりが、卵の向こう側から、ふわーーーーっと、着いた。
り、消えたり。ゆうっくりと。
そういう風に、夢見たいなライブが始まりました。
私は、またこの日に帰ってこようと思っています。
2009年4月29日水曜日
結ぶってこと
昨日、友達のひろしとえりかが結婚した。
彼らは、昼間に、明治神宮で神前式を行った。
蒼い空の下、こんもりとした五月色の夫婦木の横を、一行が歩く。
紅い傘が、紅一点。青に映える。
静かに、砂利道を踏みしめる音。
なのに、私は静けさをかき消すかのように、prefuse73を聴いていた。
彼らの凛とした笑顔。
混沌の中に、誰しもが持っている静けさ。
その静かな場所で会話できる二人が、こうやって結ばれていくんだと思う。
私は、無音が好き。
音楽が奏でられる前の、もしくは間の、あの無音が好き。
それは、何かが始まる、音のない音。
彼らは、昼間に、明治神宮で神前式を行った。
蒼い空の下、こんもりとした五月色の夫婦木の横を、一行が歩く。
紅い傘が、紅一点。青に映える。
静かに、砂利道を踏みしめる音。
なのに、私は静けさをかき消すかのように、prefuse73を聴いていた。
彼らの凛とした笑顔。
混沌の中に、誰しもが持っている静けさ。
その静かな場所で会話できる二人が、こうやって結ばれていくんだと思う。
私は、無音が好き。
音楽が奏でられる前の、もしくは間の、あの無音が好き。
それは、何かが始まる、音のない音。
my friends, Hiroshi and Erika had their wedding
according to Shinto rites.
in daytime at Meiji-jingu in Tokyo.
under the blue sky, they and their families and friends walked by a pair of tree (Meoto-gi) colored in swollen May-green.
a red unbrella. is shining in a blue.
a quiet sounds of steps on the gravel ground.
but I was listening to prefuse73 for erasing that silence.
I remember their smile bravely.
everyone has a silence space in themselves in this chaos.
people can make a conversation in this silence,
then can be a pair.
I like silence.
I like silence before the music or between of the sounds.
it's the sound of the silence for the break.
2009年1月1日木曜日
2009丑年 明けましておめでとうございます! A Happy Moo Year !!
今年はまーーーったりと、家族で紅白歌合戦を見たりして新しい年を迎えました。
部屋の窓を開けて、除夜の鐘の響きに耳と心を澄ませて、私たちがみんなで信じている「年」という境界をまたぎました。
ブログ、年明け早々始めてみました。
さっきまでいた去年は、もう過去の年。急に遠くなりましたね。
見えるのは、この一年。2009年は今、私たちのもの。
どんな一年になるかな。
私としては、今までにないくらい、ゆったりとした気負いのない年にしたいと思います。
皆さんの一年も、実り多い、もしくは大きい時間でありますように。
そして、タイミングの許す限り、皆さんと面白い時間を共有できたらいいな、と祈っています。
I spent this new year moment with my family at home. watching TV, a music program.
we opened the window and listened and cleared for the sounds of the night watch bell. and we crossed a border of these years we believe.
I started this blog at the beginning of this new year.
last year I was just before is already gone. it's far suddenly.
then I just can see this year. 2009 is mine now.
what's gonna happen?
I want to make this year as slow-flow as ever lived.
I wish you can have many or big happy in this year.
and I'd like to share the interesting time with you all as much as our timing can.
bless you!!
部屋の窓を開けて、除夜の鐘の響きに耳と心を澄ませて、私たちがみんなで信じている「年」という境界をまたぎました。
ブログ、年明け早々始めてみました。
さっきまでいた去年は、もう過去の年。急に遠くなりましたね。
見えるのは、この一年。2009年は今、私たちのもの。
どんな一年になるかな。
私としては、今までにないくらい、ゆったりとした気負いのない年にしたいと思います。
皆さんの一年も、実り多い、もしくは大きい時間でありますように。
そして、タイミングの許す限り、皆さんと面白い時間を共有できたらいいな、と祈っています。
I spent this new year moment with my family at home. watching TV, a music program.
we opened the window and listened and cleared for the sounds of the night watch bell. and we crossed a border of these years we believe.
I started this blog at the beginning of this new year.
last year I was just before is already gone. it's far suddenly.
then I just can see this year. 2009 is mine now.
what's gonna happen?
I want to make this year as slow-flow as ever lived.
I wish you can have many or big happy in this year.
and I'd like to share the interesting time with you all as much as our timing can.
bless you!!
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