2011年2月23日水曜日

死なない子供、荒川修作               Children who won't die, Shusaku Arakawa


私は、このドキュメンタリーを観て、心底ホッとした。
ああそうか、何もかも、このままでいいんだ、と思った。

荒川修作さんは、今の人間の生き方を、徹底的に否定する。
芸術も、哲学も、科学も。

私は彼の意見に同意する。
でも、何もかも、このままでいいんだ、と思った。

あれは、2003年くらいだと思う。
岐阜に面白い場所があると聞いて、そこに行ってみた。
「養老天命反転地」
荒川修作さんと彼のパートナー、マドリン・ギンズさんの創作テーマパーク。
まっすぐな道を歩くのが普通だと思っている私たちには、驚きの場所。
平衡感覚が動き始める。
色んなバランスを味わって、私たちが日常と呼ぶ世界より少し歪んだ次元に、自分の居場所を発見したりする。あぁ、ここか、と。
そして、疑問に思う。
なぜ、私はこの様に生きていないのか。

自分らしさ、というのは、私の現実ではなかなか外には出てきにくい。
社会、環境がそうさせなかったりする。のではなく、私が弱くて、怯えている。
自分らしくあることを、自分で許さないでいる。

許すことで、弱さを乗り越える。

それを気付かせてくれた、ドキュメンタリー映画。

「死なない子供、荒川修作」

監督:山岡信貴



I felt so calm with this Documentary film.
and thought that everything is fine as it is.

Shusaku Arakawa completely denies human behaviors.
arts, philosophies, sciences......

I agree with him.
but I thought that everything is fine as it is.

I think it was in 2003,
I heard that there is interesting place in Gifu, Japan. and I went there.
" Destiny-Yoro Park"
it's the experience park made by Shusaku Arakawa and his partner, Madeline Gins.
it's surprising place for people who think it's normal to walk on the flat ground.
my balance senses begin to change.
and feel various balances and find my space in the different dimension from the world called normal lives. oh it's here.
and I wonder,
why don't I live like this?

"I" don't come out easily in my reality.
because of these societies or environments around "I". No, I'm just weak and scared to be so.
Myself does't excuse to be "I".

I excuse to do it and get over my weakness.

it was the film which told me of it.

"Children who won't die, Shusaku Arakawa"

Director: Nobutaka Yamaoka


I appreciate to all of you for your works.

2010年12月10日金曜日

本日、Echosticsライブです!

東京のファッションカルチャー先端地、原宿BEAMSのカルチャーとファッションを融合したギャラリー

トーキョーカルチャート by ビームス

毎月、ユニークかつお洒落な創作を展示、販売しています。要チェック!

本日、Echosticsが今日から始まる新しい展示会のオープニングライブをします☆

渋谷、原宿近辺でプラプラされてる方、入場無料ですし、お気軽にいらしてください!!


12月10日(金) 19:00~

原宿 トーキョーカルチャート by ビームス

03-3470-3251

東京都渋谷区神宮前3-24-7 3F

http://www.beams.co.jp/labels/beams-arts/tokyo-cultuart.html


BOOKS vol.2「80’sカルチャー&ファッション誌」

会期:2010年12月10日(金)~2011年1月12日(水)
(但し12月31日と1月1日はお休みとなります)


http://blog.beams.co.jp/cultuart/


「Echostics」

西村大助(herp, pianica)
坂ノ下典正(guitar)
加藤秀(bass)
今井良英(drums)
清水博志(percussion)
山口英里(vocal)

2010年10月30日土曜日

the new market

イマイさんのブログより、明日のライブのこと。
なんだか面白そうなアートイベントですよ!


いよいよ明日です!

明日は台風が来るそうですが、台風の目になるのは間違いなくこのイベントです!

無料の美味しいコーヒーを飲みながら、echosticsの演奏を聴き、みんなの展示を見に来て下さい!



echostics

西村 大助(harp, pianica)
坂ノ下 典正(guitar)
加藤 秀(bass)
山口 英里(vo)
清水 博志(perc)
今井 良英(drs)




新進クリエイター35 組が協同開催する新しい展示会
“the new market”

[日程]
2010 年10月30日(土)~11月3 日(水・祝)【デザインウィーク期間】
11:00~20:00(初日のみ14:00 開場、最終日のみ18:00 閉場)

プレス内覧会: 10 月30 日(土)11:00 ~14:00

オープニングパーティー:10 月30 日(土)18:00~21:00
※Echosticsの音楽ライブと、横田泰斗氏によるライトパフォーマンス有
ささやかなドリンクしかありませんが、どなたでもご来場お待ちしています!


[場所]
五反田 味ビル2F, 3F, 4F のスケルトンスペース
東京都品川区東五反田1-16-4 味ビル(五反田駅東口徒歩2 分)

[入場料]
無料(Cafe Obscura の珈琲も無料で飲めます!)



出展クリエイターや、開催予定のワークショップ、
そして出展者がこたつでみかんを食べながら行う団らん型のトークセッション“トークの間”など、
イベントの詳細はWEBにて順次公開していきます。
言葉を並べるより、見るだけですぐ空気感が伝わる公式サイト、
宜しければご覧ください↓

[公式サイト]
http://design-coop.jp/

[公式ツイッター]
http://twitter.com/design_coop

2010年10月26日火曜日

休息すること



日本に帰ってきてから、いつの間にか、私の呼吸がトクトク速くなっている。
焦らずにゆっくり行こう、と深呼吸。
目の前の美しさが、ちゃんと見えているくらい。
その先の夢が、ちゃんと輝いているくらい。

休息の時間。



それぞれの蠢き。



それぞれの動き。

私たち4人の、それぞれの動き。

それは、あちらこちらへ移動しては、時々一緒になる。

ひさしぶりに、インド古典舞踊・音楽ユニット「ショースィー☆ガールズ」のライブです。



2008年にショースィー☆は生まれました。2年が経ちました。
ちょっとした集大成です。
今までやってきたことを丁寧に演奏したいと思います。
また、ギュッと説明を交えながら、カタックダンスをより理解しながら、愉しんで頂きたいと思います。
ゆったりと気が向いたなら、ぜひいらしてください。

date:2010年11月3日(水・文化の日) 
time:18:30 open / 19:30 start
place:音や金時 http://www2.u-netsurf.ne.jp/~otokin/
charge:¥2600

「ショースィー☆ガールズ」

ユキ(カタックダンス)、国分明子(シタール)、池田絢子(タブラ)、エイリ(ボーカル)
による、北インド古典音楽とカタックダンスのユニット。2008年結成。
精密で美しいこの音楽は、旋律の法則(ラーガ)とリズムの法則(ターラ)による、祈りの音楽。
カタックダンスとは、北インドの伝統古典舞踊です。200個もの鈴を足に響かせている、祈りの踊り。
フラメンコの原型とも言われています。

2010年10月21日木曜日

ノルウェーからの旅人

7週間のノルウェーでの生活を終え、日本に帰ってきた。
のーんびりした北の国。先進国なのに、ゆったり。
だから、先進国なのかな。

モノが多すぎて、選択に困る時代。決断力と芯の強さが必要。重要。
人々は、心の穴に問題を埋めたがる。
ちゃんと風穴を通して、気持ちのいい風を感じたい。
吹き抜ける季節の風、時代の風。
どうしたら上手に飛べるか、ではなく、どうしたら美しく飛べるか。
どうしたら上手に泳げるか、ではなく、どうしたら気持ちよく泳げるか。
どうしたら上手に歩けるか、ではなく、どうしたら手を繋いで歩けるか。
風穴。隙間。距離。
distance between you and me.

世界がひとつであることを、すべての人が本気で感じますように。


2009年9月1日火曜日

木曽の御嶽山 GONOIKE祭!!

木曽のナー、御嶽、ナンチャラホイ♪

木曽の御嶽山。岐阜と長野にどっかと鎮座し、その表情の美しいこと。
登る道々に幾億もの小さな世界を見た。森の世界。土の世界。菌類の世界。光の世界。
それらがひとつになって、御嶽山という姿を成している。
その中に、わたしたちは入りこんだ。一歩一歩大切に踏みしめる。少しずつ、登る。急に登らない。
時々休む。水を飲む。遠くの山々を目で吸い込む。
今、思い出すだけでも胸にこみ上げてくる、9合目近くから望んだ遠くの夕焼け。

そして、まだ登りはじめる。
森林限界を超えると、ハーハーしているのに、苦しくない。呼吸が深く、軽い。

今年の冬、コルカタで出逢った愛ちゃん。彼女はこの御嶽山の五の池小屋で毎年、夏の時期働いている。五の池小屋は、今年で10周年。清掃登山と兼ねて、音楽ライブを開催することになった。
そこで、愛ちゃんがわたしを御嶽山に呼び寄せてくれた。「童謡をうたって」と。
小屋長の市川さんのイメージする、五の池小屋のライブが、童謡だった。

ギタリストの坂ノ下典正さん、パーカッショニストの清水ヒロシさんと一緒に、わたしは童謡、民謡をうたった。

七つの子
赤とんぼ
アメージンググレース
朧月夜
青い山脈
アカシアの雨がやむとき
テレパシー
木曽節
家路

お客さんの温かくて優しい顔。忘れない。
泣いちゃった愛ちゃんの赤い瞳のキラキラ、忘れられない。
みんなの手拍子の音、ぜんぜん忘れられない。
「やっぱりね、心だよね。なんでもね」
と、うたい終えたわたしに、そう伝えてくれたおじさんの声、忘れたらいけない。
一番前に座って、体育座りして聴いてくれていた男の子。始まる30分も前から楽しみにそこにいてくれたと後から聞いて、わたしは胸が詰まってしまった。
市川さんが、「始まってすぐ、あ、何にも言うことない」と言ってくれた時、わたしは、至らないところはあったけれど、仕事をちゃんとできたんだ、という喜びと達成感に包まれた。

標高約2700mの大地で、声はどれだけ出るのだろう、空気が薄くて苦しいのだろうか、と考えていた。
空気は薄いのではなく、軽かった。
うたいながら、登りながら少し鍛えられた肺に吸い込まれる空気のこまやかさ。
マイクなし、生音で奏でた。
わたし、という楽器は、とても喜んでいた。空に舞う気持ちだった。



「木曽節」

木曽のナー 御嶽 ナンチャラホイ
夏でも寒い ヨイヨイヨイ

山でナー 高いは ナンチャラホイ
御嶽山 ヨイヨイヨイ



その土地の民謡を、その土地で唄う。
また、わたしの夢がひとつ、叶ってしまった。





水晶がほしい。と近ごろ何となくだけど思っていた。
帰りがけ、五の池小屋のバズーくん。彼はアクセサリーを作っているのだけれど、

水晶の首飾りをくれた。
うたと交換に。

わたしのうたが、結晶になった。





心に響いた、しんしんと。

もう、ことばにならない。

2009年7月9日木曜日

FlowerHeads

2009年7月1日(水) @那覇 市松屋
生まれて初めての弾き語り。を、沖縄で。

Trance-poolのスタッフが一生懸命、私のうたを聴きながら、
ステージのイメージを構築し、それを実際に形にしてくれました。
そして、出来上がったのは、まるで卵の中みたいなステージ。
そこに、Natsu.の撮った映像。

幕が開いて、ライブが始まると、卵の中は、スポットがひとつだけ。

「      」という曲。カッコという曲。の途中、

「星が降る」という言葉をつぶやく場面で、

青と白のひかりが、卵の向こう側から、ふわーーーーっと、着いた。
り、消えたり。ゆうっくりと。

そういう風に、夢見たいなライブが始まりました。




私は、またこの日に帰ってこようと思っています。